情報処理 PM 試験 午後 1 対策|記述式の解答テクニック 2026
情報処理プロジェクトマネージャ試験 午後 1(90 分・3 問中 2 問選択・各 50 点)の出題形式、設問パターン分析、問題文の読み方、解答の組み立て方を 2026 年最新版で徹底解説。時間配分(選択 5 分・各問 35 分・見直し 15 分)、注目すべきキーワード、表現力を上げる過去問演習法、CBT 化後の科目 B-1 試験との対応関係まで網羅。
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「情報処理 PM 試験の午後 1 って、何を書けば点が取れるの?」「90 分で 2 問って間に合うの?」——本記事はそう感じている方に向けて、情報処理プロジェクトマネージャ試験 午後 1(CBT 化後は科目 B-1 試験)の出題形式・設問パターン・記述式の解答テクニック を 2026 年最新版で整理します。結論から言えば、午後 1 は 90 分・3 問中 2 問選択・各 50 点 の記述式試験で、設問は問題文の段落と 1 対 1 で対応 しており、問題文中の表現を解答に再利用する ことが合格の最短ルートです。
本記事を読めば、「どの問題を選択すれば 60 点に届くか」「問題文のどこをマークすれば設問の根拠が見つかるか」「30〜50 字の解答をどう組み立てるか」が明確になります。試験全体像は柱記事「情報処理 PM 試験完全ガイド」、午前 1・午前 2 の対策は「午前 1 対策」「午前 2 対策」を併せてご覧ください。
午後 1 試験の基本仕様|90 分・3 問中 2 問選択・各 50 点
情報処理 PM 試験の午後 1 は、実在の PM 現場を模した長文問題に対し、与えられた状況を踏まえて 30〜80 字程度で記述する 試験です。CBT 移行後は「科目 B-1 試験」と呼称が変わり、90 分間という試験時間も維持されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | 記述式(CBT 後はキーボード入力) |
| 出題数 | 3 問 |
| 解答数 | 2 問(受験者が選択) |
| 試験時間 | 90 分(12:30〜14:00 / 従来 PBT) |
| 配点 | 1 問 50 点 × 2 問 = 100 点満点 |
| 合格基準 | 60 点以上(午前 1・午前 2 と同基準) |
| 採点ルール | 60 点未満の場合、午後 2(論文)は 採点対象外 |
| 出題範囲 | シラバス Ver.7.1(プロジェクトマネジメント・関連知識) |
出題形式の構造|問題文と設問の 1 対 1 対応
午後 1 の最大の特徴は、問題文が時系列に沿って流れており、各段落が 1 つの設問と対応している ことです。出題者は「この段落を読めばこの設問が解ける」ように問題を設計しているため、構造を理解すれば解答根拠の発見が劇的に速くなります。
標準的な問題構成
| 構成要素 | 内容 | 目安字数 |
|---|---|---|
| 問題概要(リード) | プロジェクト名・業種・規模・期間・体制図 | 約 500 字 |
| 第 1 章(背景・体制) | プロジェクト発足の経緯、ステークホルダ | 約 800 字 |
| 第 2 章(実行段階) | 計画立案・実行中に発生した課題 | 約 1,000 字 |
| 第 3 章(問題発生) | 想定外の事象、PM の判断 | 約 1,000 字 |
| 第 4 章(対応・結果) | 採った対策、教訓 | 約 800 字 |
| 設問群 | 各章に対応する 4〜5 問 | 30〜80 字 / 問 |
設問パターンの分類
過去 10 年分の出題傾向を分析すると、午後 1 の設問は 5 つのパターン に分類できます。各パターンには定型的な解答の組み立て方があり、型を知っておくと初見問題でも対応速度が上がります。
| 設問パターン | 出題頻度 | 解答の型 |
|---|---|---|
| ① 状況説明型(「なぜ〜したのか」) | ★★★ | 「〜だから」「〜のため」で結ぶ理由文 |
| ② 対応策提案型(「どう対応すべきか」) | ★★★ | 動詞で結ぶ施策文(〜を実施する) |
| ③ リスク予測型(「何が懸念されるか」) | ★★ | 「〜の恐れがある」「〜が発生する可能性」 |
| ④ 効果分析型(「効果は何か」) | ★★ | 「〜が改善される」「〜が向上する」 |
| ⑤ 教訓抽出型(「学んだ点は何か」) | ★ | 「〜の重要性」「〜の必要性」 |
問題選択の戦略|得意分野で 2 問を確保
3 問のうち 2 問を選択する判断は、最初の 5〜10 分で勝負が決まる ほど重要です。誤った選択をすると、途中で「やっぱり違う問題にすれば良かった」と切り替える羽目になり、致命的な時間ロスが発生します。
問題選択の判断基準
過去問を 5〜10 年分解いた経験を踏まえ、自分の得意分野・経験のある業界・典型的な題材を事前に把握しておくことが選択の精度を高めます。
| 判断軸 | 優先選択する問題 | 避けるべき問題 |
|---|---|---|
| 業界・業務領域 | 自分が現場経験を持つ業界(金融・製造・公共 等) | 全く知らない業界 |
| 問題テーマ | 過去問で 2 回以上類題を解いた領域 | 初見テーマ |
| 体制図の複雑さ | 登場人物が 5 人以内 | 8 人以上(混乱しやすい) |
| 設問字数の合計 | 各問の合計字数が 200 字前後 | 300 字超(書く時間が不足) |
時間配分のモデル|90 分を 5 ブロックに分割
90 分を「問題選択 5 分 + 各問 35 分 × 2 問 + 見直し 15 分」の 5 ブロックに分けるのが王道です。ただし実際には 1 問に 45 分かかることも多いため、柔軟な配分調整 が必須です。
標準時間配分(90 分)
| ブロック | 所要時間 | やること |
|---|---|---|
| 問題選択 | 5 分 | 3 問のリード文と設問数を確認し、得意な 2 問を決定 |
| 第 1 問(読解 + 解答) | 35 分 | 読解 15 分 + マーキング 5 分 + 記述 15 分 |
| 第 2 問(読解 + 解答) | 35 分 | 同上 |
| 見直し | 15 分 | 誤字脱字・字数オーバー・指示違反のチェック |
問題文の読み方|マークすべき 5 つのキーワード
午後 1 突破の核心は「問題文に散りばめられた解答ヒントを初見で正確にマーク できる読解スキル」です。出題者は答えを問題文中に必ず潜ませており、それを発見する眼を養うのが学習の本質です。
マーク対象の 5 分類
| マーク分類 | 具体例 | 解答との関連 |
|---|---|---|
| ① 否定表現 | 「〜していない」「〜できなかった」 | リスク・課題の根拠 |
| ② 強調表現 | 「特に」「最も」「重要な」 | 重点課題の特定 |
| ③ 付け足し表現 | 「なお」「ただし」「ところで」 | 例外条件・制約条件 |
| ④ 不自然な詳細記述 | 「〜について 3 回打合せた」など具体数値 | 設問の解答根拠そのもの |
| ⑤ 図表の注釈 | 体制図脚注、スケジュール備考 | 見落としやすい必須情報 |
図表の精読を後回しにしない
問題冊子(CBT 後は画面)には体制図・スケジュール・予算表など複数の図表が添付されます。多くの受験者が文章を先に読んで時間切れになり、図表を見逃します が、図表には文章では明示されない関係性が凝縮されているため、読解の最初に図表を概観 することを習慣化してください。
解答の組み立て方|問題文の表現をそのまま再利用する
午後 1 の採点は「問題文と整合した語彙・論理で書かれているか」が最重視されます。自分の言葉で言い換える のではなく、問題文中の表現を可能な限りそのまま流用する ことが、IPA 公式解答例との一致率を最大化します。
解答の 4 ステップ組み立て
- 設問の指示を再確認(字数制限・表現指定・「本文中の表現を用いて」等)
- 対応段落から解答根拠の文を抜粋(マーク済の箇所をピックアップ)
- 解答の型に当てはめて再構成(「〜だから」「〜を実施する」等)
- 字数を調整(短すぎる場合は形容詞を補強、長すぎる場合は接続詞を削除)
解答例とのズレ分析の重要性
過去問演習で「自分の解答」と「IPA 公式解答例」を比較し、なぜ公式解答はその表現を選んだのか を毎回 5 分間考察してください。この習慣を 10 問続けると、IPA の採点視点が体に染み込み、本番での解答精度が一段上がります。
| 比較観点 | 自分の解答 | 公式解答 | ズレの分析 |
|---|---|---|---|
| 主語の選び方 | 「PM が〜」 | 「プロジェクトチームが〜」 | 主語の粒度が違う |
| 動詞の選び方 | 「対応する」 | 「軽減策を実施する」 | 動詞の具体度が違う |
| 修飾の有無 | 修飾なし | 「事前に / 速やかに」等の副詞 | 時制・緊急度を表現する語彙が抜けている |
過去問演習の最適解|直近 5 年分を 2 周
午後 1 の対策に必要十分な過去問量は、直近 5 年分(10 回試験 = 30 問)の 2 周 です。午前 2 と異なり午後 1 は再出題がほぼ無いため、問題数を増やすより同じ問題を深く分析する 方が合格に直結します。
メリット
- PM 業務領域(計画・実行・終結)の典型題材を網羅できる
- 1 周目で読解スキル、2 周目で記述スキルを集中強化できる
- IPA 公式解答例との比較分析を 60 問分蓄積できる
- 学習時間が約 50 時間(1 問 1.5 時間)に収まり、午後 2 対策の余裕が生まれる
デメリット
- 初見の応用問題に対するアドリブ力は別途必要
- 5 年以上前の旧 PMBOK 6th 系出題への対応が薄くなる
- 2 周目で答えを覚えてしまい、本番形式の緊張感が薄れる
2 周演習の具体的な進め方
| 周回 | やること | 1 問あたりの所要時間 | 目標 |
|---|---|---|---|
| 1 周目 | 時間制限 45 分で解く → 公式解答例と比較 → ズレ分析 | 約 90 分 | 解答根拠の発見スキル習得 |
| 2 周目 | 時間制限 35 分で解く → 「問題文の表現を再利用できたか」を自己採点 | 約 60 分 | 記述の型を体得 |
学習リソース 3 選|全て無料 or 低コスト
| リソース | 用途 | コスト | 推奨度 |
|---|---|---|---|
| IPA 公式 過去問題 | 問題冊子・公式解答例・採点講評 | 無料 | ★★★ |
| プロジェクトマネージャ過去問道場 | Web 演習・午前 2 中心だが午後 1 リンク有 | 無料 | ★★ |
| 市販総合対策本(「徹底解説 PM 過去問題集」等) | 解説付きで独学に有用 | 3,000〜4,000 円 | ★★ |
試験直前 1 週間でやること|記述の型を固める
試験 1 週間前から本番までは、新しい年度の問題には手を出さず、既習問題の記述精度を上げる 7 日間に集中します。
7 日前〜4 日前|記述の型を固める
- 直近 2 年分の問題を「解答だけ書き直す」演習(読解は省略)
- 問題文の表現再利用率を 80% 以上に上げる
- 設問パターン 5 分類のうち、苦手な型を 1 つ集中演習
3 日前〜2 日前|本番形式で 1 セット
- 90 分通しで 2 問を解く(本番想定)
- 60 点超を確認、未達なら弱点パターンを再演習
- 字数オーバー / 不足の癖を補正
前日|軽い確認のみ
- 設問パターン 5 分類のチェックシート確認(30 分以内)
- 新しい問題には絶対に手を出さない
- 22 時には就寝、当日のコンディションを最優先
CBT 化後の科目 B-1 試験との対応関係
令和 8 年度(2026 年度)以降の CBT 方式では、午後 1 は「科目 B-1 試験」と呼称が変わります。IPA 公式アナウンスによれば、試験で問う知識・技能の範囲、出題形式(記述式)、出題数、試験時間に変更はありません。
| 項目 | 従来(PBT) | CBT 化後 |
|---|---|---|
| 名称 | 午後Ⅰ | 科目 B-1 試験 |
| 出題数 | 3 問 | 3 問(変更なし) |
| 解答数 | 2 問選択 | 2 問選択(変更なし) |
| 試験時間 | 90 分 | 90 分(変更なし) |
| 合格基準 | 60 点以上 | 60 点以上(変更なし) |
| 解答方式 | 鉛筆で記述 | キーボードで入力 |
| 字数カウント | 手作業 | 画面で自動表示 |
よくある質問(FAQ)
Q1. 過去問は何年分やれば合格圏?
A. 直近 5 年分 2 周 が最低ライン、7 年分 1 周 でも代替可能です。10 年以上前の問題は出題傾向(PMBOK 6th 以前)が古いため、優先度を下げて構いません。重要なのは年数ではなく 1 問あたりの分析の深さ です。
Q2. 字数制限を超えたらどう減点される?
A. 明確な失格基準は公開されていません が、IPA 採点講評では「字数制限を超えた解答は採点対象外として扱う場合がある」と明記されています。実務上は 指定字数の 90〜100% に収める のが安全圏です。例:「40 字以内」なら 36〜40 字を目標に。
Q3. 漢字を忘れた場合、ひらがなで書いて減点されるか?
A. 公式には減点対象とされていません。ただし採点者が読みやすい答案を高評価する傾向は否定できないため、頻出漢字(管理・計画・実施・対策・検討・調達 等) は事前に書けるよう訓練しておきましょう。CBT 化後は変換ミスに注意が必要です。
Q4. 自分の業務経験と問題テーマがズレている場合どう対応する?
A. 問題文中の情報だけで解答を組み立てる のが鉄則です。自分の業務経験を持ち込むと「問題文に書かれていない解答」となり減点されます。経験は問題文の読解速度を上げる用途に留め、解答は 必ず問題文の表現を引用 してください。
Q5. 午後 2(論文)対策と並行で進めるべきか?
A. 午後 1 を 60 点突破できる目処が立ってから午後 2 に着手 することを推奨します。午後 2 は論述スキルの構築に時間がかかりますが、午後 1 が 59 点なら採点すらされません。配分の目安:午後 1 対策 60% / 午後 2 対策 40% で進めましょう。
まとめ|午後 1 を最短で突破するための 6 つの結論
情報処理 PM 試験 午後 1 対策の要点は以下の 6 つです。
- ☐ 3 問中 2 問選択・各 50 点・90 分 の構造を理解し、問題選択に 5 分を確保
- ☐ 設問は問題文の段落と 1 対 1 で対応、章タイトルから対応段落を特定
- ☐ 問題文の 否定 / 強調 / 付け足し / 不自然な詳細 / 図表注釈 の 5 分類をマーク
- ☐ 解答は 問題文中の表現をそのまま再利用、自分の言葉に言い換えない
- ☐ 過去問は 直近 5 年分 30 問を 2 周、1 問ごとに公式解答例とズレ分析
- ☐ CBT 化後は タイピング速度 が新たな合否要因、PC 入力演習を組み込む
午後 1 は「問題文の読解と表現再利用の技術 を習得すれば、誰でも 60 点突破できる科目」です。読解スキルは午後 2 の論文構成にも直結するため、午後 1 対策は 試験全体の合否を左右する基幹トレーニング と位置付けて取り組みましょう。
次のステップとして、午後 2 論文の書き方・頻出テーマは続編記事で詳説予定です。試験全体像の再確認は「情報処理 PM 試験完全ガイド」、午前 2 の過去問演習法は「情報処理 PM 試験 午前 2 対策」、難易度・合格率・取得メリットの整理は「情報処理 PM 試験とは?難易度・合格率・取得メリット」をご活用ください。