情報処理 PM 試験 午前 1 対策|免除条件と効率的な学習法 2026
情報処理プロジェクトマネージャ試験 午前 1(科目 A 共通知識)の出題範囲・合格基準・3 つの免除条件・有効期限・申請方法・短期学習ロードマップを 2026 年最新版で網羅。応用情報技術者試験との関係、過去問演習量の目安、CBT 化後の名称変更まで 1 本で完結カバー。
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「情報処理 PM 試験の午前 1 って、本当に応用情報合格しただけで免除になるの?」「免除を使えない場合、どう勉強すれば最短で突破できる?」——本記事はそう感じている方に向けて、情報処理プロジェクトマネージャ試験 午前 1(CBT 化後は科目 A 共通知識)の出題範囲・合格基準・免除条件・効率的な学習法 を 2026 年最新版でまとめます。結論から言えば、午前 1 は 30 問 50 分・6 割以上で通過 する基礎試験で、応用情報技術者試験(AP)合格 / 高度試験合格 / 高度試験 午前Ⅰ基準点突破 の 3 ルートで 2 年間免除 されます。免除を使わない場合でも、応用情報の午前過去問から 30 問が直接流用 されるため、過去問演習だけで突破可能です。
本記事を読めば、「免除を使うべきか」「使えない場合の最短学習ルート」「過去問は何回分やれば足りるか」が明確になります。試験全体の概要は柱記事「情報処理 PM 試験完全ガイド」、受験資格・申込み・CBT 化の詳細は「情報処理 PM 試験 受験資格・試験日程・受験料」を併せてご覧ください。
午前 1 試験の基本仕様|30 問・50 分・6 割で通過
情報処理 PM 試験の午前 1 は、高度試験 9 区分(ST/SA/PM/NW/DB/ES/SM/AU/SC)共通 の足切り試験です。CBT 移行後は「科目 A 試験(共通知識)」と呼称が変わりますが、内容・形式・配点は従来と同様です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | 四肢択一マークシート(CBT 後は画面選択) |
| 出題数 | 30 問 |
| 試験時間 | 50 分 |
| 合格基準 | 100 点満点で 60 点(6 割)以上 |
| 採点ルール | 60 点未満の場合、午前 2 以降は 採点対象外 |
| 出題元 | 応用情報技術者試験 午前問題 80 問から 30 問抽出 |
出題分野の構成
午前 1 は テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系 の 3 分野から幅広く出題されます。応用情報の午前問題の縮小版と理解すれば実態に近いです。
| 大分類 | 主なテーマ | 出題数の目安 |
|---|---|---|
| テクノロジ系 | 基礎理論、アルゴリズム、データベース、ネットワーク、セキュリティ、システム開発 | 約 17 問(57%) |
| マネジメント系 | プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査 | 約 5 問(17%) |
| ストラテジ系 | 経営戦略、システム戦略、企業活動、法務 | 約 8 問(26%) |
PM 受験者にとって有利なのは、マネジメント系(プロジェクトマネジメント領域)が午後 2 論文の知識と直結 している点です。PMBOK・WBS・EVM・リスク管理などの設問は、論文対策の延長線上で得点できます。一方でテクノロジ系の細かい計算問題(補数計算・浮動小数点・キャッシュメモリのヒット率など)は、PM 業務から離れている方ほど 暗記負担が大きい 領域になります。
午前 1 免除制度|3 つのルートと 2 年間の有効期間
午前 1 は IPA の公式制度で 2 年間の免除 が認められます。免除対象となる条件は以下の 3 つです(IPA 公式「午前Ⅰ試験免除」より)。
| ルート | 条件 | 免除期限 |
|---|---|---|
| ① 応用情報合格ルート | 応用情報技術者試験(AP)に合格 | 合格した試験から 2 年後の同時期試験まで |
| ② 高度試験合格ルート | 情報処理技術者試験 高度試験/情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格 | 合格した試験から 2 年後の同時期試験まで |
| ③ 午前Ⅰ通過ルート | 高度試験/支援士試験の午前Ⅰで基準点(60 点)以上 | 該当試験から 2 年後の同時期試験まで |
免除期間の正確な数え方
「2 年間」は 試験回ベース で数えます。たとえば 2026 年春期(4 月)に応用情報合格 → 2028 年春期 までの 4 回(2026 秋・2027 春・2027 秋・2028 春)で免除を使えます。秋期合格者なら 2 年後の秋期までです。
申請方法|「一部免除申請番号」を入力するだけ
免除条件を満たしていても、受験申込み時に申請しなければ自動適用されません。申込画面で「一部免除申請番号」を入力する必要があります。
| 条件 | 入力する番号 |
|---|---|
| 応用情報合格 | 合格証書番号 |
| 高度試験/支援士試験 合格 | 合格証書番号 |
| 高度試験/支援士 午前Ⅰ 通過 | 午前 Ⅰ 通過者番号 |
合格証書を紛失した場合は IPA に再発行請求が可能ですが、発行に数週間かかる ため、受験申込み締切に間に合わないリスクがあります。合格証書は PDF で保管 + 紙で保管 + クラウドにも保管 の三重バックアップが安全策です。
免除を使うべきか|使う・使わないの判断基準
3 つのルートのいずれかが使える場合、結論としては ほぼ全員が免除を使うべき です。ただし例外もあります。
メリット
- 試験当日の開始時刻が 10:50 になり、午前 2 から受験できる
- 学習範囲が 30 問分(応用情報全範囲)大幅縮小される
- 午前 1 対策に充てる時間を午後 2 論文対策に回せる
- 当日の集中力・体力を午後の論述試験に温存できる
デメリット
- 応用情報の知識が古くなっている場合、午前 2 や午後 1 の前提知識が抜ける
- テクノロジ系の基礎を学び直す機会を失うため、午後 1 の記述問題で不利になる可能性
- 免除の有効期限切れに気づかず、結局午前 1 から受け直すケース
例外:免除を「使わない」選択が合理的なケース
以下のような状況では、あえて免除を使わずに午前 1 を受験する判断もあります。
- 応用情報合格から 1.5 年以上経過し、テクノロジ系の知識が抜けている → 午前 1 を学習し直すことで、午後 1 の記述問題の基礎を再確認できる
- PM 業務からしばらく離れていて、IT 基礎を体系的に復習したい → 30 問のサンプリングは知識点検として優秀
- 転職活動で応用情報レベルの IT 知識を再アピールしたい → 受験経験そのものを職務経歴書に書ける
ただし上記は 学習目的が明確な場合の判断 であり、合格最優先なら 使えるものは使う が王道です。
免除が使えない場合の学習ロードマップ|過去問演習中心の 2 ヶ月プラン
免除が使えない方(応用情報未取得・免除期限切れ・高度試験未受験)に向けて、学習期間 2 ヶ月で午前 1 を確実に突破するロードマップ を提示します。
学習の基本方針|過去問演習に全振り
午前 1 は応用情報の午前問題から流用される性質上、過去問演習量がそのまま得点に直結 します。テキストを通読するより、過去問を解いて間違えた分野だけテキストで補強 する逆引き型の学習が圧倒的に効率的です。
Week 1〜2|過去問 1 周目(試行:自分の弱点把握)
最新の過去問題を 4 回分(直近 2 年分)解きます。この段階では 点数を気にせず、間違えた問題の分野 を記録することが目的です。
- IPA 公式「過去問題」から PDF を無料ダウンロード
- 1 回分 80 問を時間制限なしで解く → 採点 → 分野別正答率を記録
- テクノロジ・マネジメント・ストラテジの 3 分野で 正答率 60% 未満の分野 をピックアップ
Week 3〜4|弱点分野の集中補強
1 周目で見えた弱点分野だけ、テキスト or Web サイトで基礎を学び直します。全範囲を通読しない のがポイントです。
代表的な弱点パターンと補強法:
| よくある弱点 | 補強の優先度 | 学習法 |
|---|---|---|
| 基礎理論(補数・浮動小数点・論理回路) | 中 | YouTube 解説動画 + 過去問 3 回分 |
| アルゴリズム(計算量・ソート) | 中 | 図解書籍 + 過去問演習 |
| データベース(正規化・SQL) | 高 | テキスト 1 章分 + 過去問 5 回分 |
| ネットワーク(OSI 参照モデル・TCP/IP) | 高 | テキスト 1 章分 + 過去問 5 回分 |
| セキュリティ(暗号・認証) | 高 | 最新情報 + 過去問 5 回分 |
| マネジメント系 | 低(PM 受験者は得意) | 過去問演習のみで OK |
| ストラテジ系(経営・法務) | 中 | 用語暗記カード + 過去問 |
Week 5〜6|過去問 2 周目(精度向上)
1 周目と同じ 4 回分 + 古い 6 回分の合計 10 回分を、時間を計りながら 解きます。50 分以内に 60 点以上を目指します。
- 1 回 50 分で解く → 採点 → 解説精読
- 2 回連続で間違えた問題は 暗記カードに転記 して通勤時間に反復
- 正答率の推移をスプレッドシートで記録し、伸びを可視化
Week 7〜8|直前期:模擬試験 + 苦手分野の最終確認
試験 2 週間前から、最新の過去問題 2 回分を 本番形式(時間厳守・通しで実施) で解きます。
- 2 週間前:模試 1 回目 → 採点 → 弱点分野リストを更新
- 1 週間前:弱点分野の暗記カード周回 + 苦手過去問の再演習
- 3 日前:模試 2 回目 → 60 点超を確認
- 前日:軽い復習のみ、新しい問題には手を出さない
過去問の入手方法|IPA 公式 + 解説サイトの 2 段構え
過去問は IPA 公式 PDF(解説なし) と 無料解説サイト の組み合わせが鉄板です。
IPA 公式(無料・解答例あり・解説なし)
IPA 過去問題ページ から、問題冊子・解答例・採点講評 が PDF で無料配布されています。著作権法 32 条で引用可能なため、自作の暗記カードに転記しても問題ありません。
ただし IPA 公式 PDF には 解説が付かない ため、初学者は別途解説サイトの併用が必須です。
無料解説サイト(推奨 3 サイト)
| サイト名 | 特徴 | 推奨度 |
|---|---|---|
| プロジェクトマネージャ試験ドットコム | PM 試験特化、無料、解説充実 | ★★★ |
| 応用情報技術者試験ドットコム | 応用情報の午前過去問が全問解説付き | ★★★ |
| 独学ステーション | 高度試験 午前Ⅰ の専用過去問メニューあり | ★★ |
これらのサイトは無料で年度別・分野別検索が可能です。スマホ対応もしているため、通勤・休憩時間の隙間学習に最適です。
有料教材(補助として)
公式 PDF + 無料解説サイトで突破可能な午前 1 ですが、書籍で体系的に整理したい 場合は応用情報技術者試験の過去問題集が一冊あると便利です。書店で実物を確認してから購入を推奨します(書名は時期によって改訂されるため本記事では特定の ASIN は載せません)。
試験当日の動き方|免除あり・なしで開始時刻が変わる
午前 1 免除の有無で、当日のスケジュールが大きく変わります。
免除なしの場合(午前 1 から受験)
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 9:30 | 入室・着席 |
| 9:50 〜 10:40 | 午前 1 試験(50 分) |
| 10:40 〜 11:10 | 休憩(30 分) |
| 11:10 〜 11:50 | 午前 2 試験(40 分) |
| 11:50 〜 12:30 | 休憩(40 分) |
| 12:30 〜 14:00 | 午後 1 試験(90 分) |
| 14:30 〜 16:30 | 午後 2 試験(120 分) |
合計 7 時間の長丁場 です。午前 1 で集中力を消耗しないよう、過去問演習で「50 分 30 問」のペース感覚を体に叩き込んでおきましょう。
免除ありの場合(午前 2 から受験)
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 10:30 | 入室・着席(午前 1 終了後の受験者と合流) |
| 11:10 〜 11:50 | 午前 2 試験(40 分) |
| (以降同じ) |
入室時刻が 1 時間遅く なるため、当日の朝に余裕が生まれます。午前 2 のラスト 10 分対策に当てる、論文ネタの最終確認時間に使うなど、戦略的に活用できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 応用情報を 2 年以上前に取った場合、何か救済はある?
A. 救済はありません。再度応用情報を受け直すか、高度試験 / 支援士試験のいずれかで午前Ⅰ基準点を取り直す必要があります。最短ルートは「情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰだけ受験して 60 点を取る」戦略で、これだけで 2 年間の免除権を再取得できます。
Q2. 免除申請を忘れて申し込んでしまった、後から申請できる?
A. 申込期間内であれば修正可能 です。IPA 受験者マイページから申込内容変更を行い、合格証書番号を入力します。申込期間終了後は変更不可で、午前 1 を受けることになります。
Q3. CBT 化後も応用情報合格による免除は有効?
A. 継続して有効 です。IPA 公式(令和 8 年度試験情報)でも免除制度の存続が明記されています。応用情報技術者試験自体も CBT 化されますが、合格証書番号による免除申請の仕組みは変わりません。
Q4. 午前 1 の合否は本人に通知される?
A. 試験結果として通知されます。午前 1 が 60 点未満で午後 2 まで進めなかった場合でも、成績照会で「午前Ⅰ ◯◯点(不合格)」と確認できます。次回受験時の戦略判断に使えます。
まとめ|午前 1 を最短で突破するための 5 つの結論
情報処理 PM 試験の午前 1 対策の要点は以下の 5 つです。
- ☐ 応用情報合格者は 必ず免除制度を活用 する(学習負荷が半分以下になる)
- ☐ 免除期限は「合格試験から 2 年後の同時期試験まで」と理解する
- ☐ 免除なしでも応用情報の 過去問 10 回分 × 2 周 で突破可能
- ☐ 学習リソースは IPA 公式 PDF + 無料解説サイト で十分(有料教材は補助)
- ☐ 当日の集中力配分を考え、午前 1 で消耗しない ペース感覚を作る
午前 1 は「落ちると論文採点すらされない足切り試験」である一方、対策は 過去問演習 に集約できる最もシンプルな科目です。免除制度の活用、または短期集中の過去問演習で確実に突破し、午後 2 論文対策に時間を回しましょう。
次のステップとして、午前 2 の専門知識対策は「情報処理 PM 試験 午前 2 対策|過去問演習の最適解」、午後 1 記述式の解答テクニックは「情報処理 PM 試験 午後 1 対策」、論文対策の決定版は柱記事「情報処理 PM 試験完全ガイド」をご覧ください。