情報処理 PM 試験 通信講座 比較 2026|TAC・iTEC・大原・アガルートを徹底検証
情報処理技術者試験プロジェクトマネージャ(PM)試験の通信講座を比較。結論として個人で申し込めるのは TAC とアイテック(iTEC)の 2 強で、産業能率大学(SANNO)は法人向け。大原・アガルートが PM 講座を提供していない理由も含め、価格・教材・論文添削・選び方を 2026 年版で 1 本に整理します。
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「情報処理 PM(プロジェクトマネージャ)試験を通信講座で対策したいが、TAC・大原・iTEC・アガルートのどこを選べばいいのか?」——本記事を開いたあなたへ、まず最大の事実をお伝えします。個人がオンラインで申し込める PM 試験の通信講座は、実質的に TAC とアイテック(iTEC)の 2 社に集約されます。大原とアガルートは、調査時点で PM(プロジェクトマネージャ)対策講座を提供していません。
理由はシンプルで、PM 試験は情報処理技術者試験の最高峰「レベル 4・高度区分」に位置し、午後Ⅱの論文がボトルネックになる超難関だからです。受講者の母数が限られるため、対応できる事業者が絞られます。本記事では、実際に PM 講座を提供している事業者の価格・教材・論文添削・サポートを正確に比較し、独学派・短期合格派それぞれの最適解を 1 本で提示します。試験全体の進め方は柱記事「情報処理 PM 試験完全ガイド」、参考書だけで進める場合は「情報処理 PM 試験 参考書ランキング 2026」もあわせてご覧ください。
結論|PM 通信講座は「TAC・iTEC」の 2 択(法人は SANNO)
情報処理 PM 試験の通信講座を探すと、必ず「TAC・大原・iTEC・アガルート」といった有名予備校名が候補に挙がります。しかし、実際に 個人向けの PM(プロジェクトマネージャ)通信講座を販売しているのは TAC とアイテック(iTEC)の 2 社 で、これに 法人申込のみの産業能率大学(SANNO)通信研修 が加わるのが、調査時点の正確な全体像です。
| # | 事業者 | PM 講座 | 個人申込 | 価格帯(税込) | 位置づけ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | TAC | あり | 可 | 約 4.5〜7.5 万円 | 論文ツーウェイ添削が手厚い王道 |
| 2 | アイテック(iTEC) | あり | 可 | 約 5.7 万円〜 | 出版社系の教材力とコスパ |
| 3 | 産業能率大学(SANNO) | あり | 法人のみ | 約 5.0 万円 | TAC 提携・企業研修向け |
| 4 | 資格の大原 | なし | — | — | 応用情報・支援士までで PM は非対応 |
| 5 | アガルート | なし | — | — | IT 系は G 検定・DS 検定等のみ |
| 6 | LEC 東京リーガルマインド | あり(法人) | 不可 | — | 講師派遣・法人研修のみ |
主要 3 講座の比較|価格・教材・添削・サポート
個人または法人で受講できる主要 3 講座を、独学派の視点で重要な観点(価格・サポート形態・受講期間・特徴)で一覧化しました。価格は税込目安で、開講期・キャンペーンにより変動するため、最終確認は必ず各社公式サイトで行ってください。
| スクール | 価格 | サポート形態 | 受講期間 | 評価 | 特徴 | 公式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| TAC | ¥58,000 | Web/DVD通信+ツーウェイ添削 | 本科生 約6ヶ月 | ★★★★☆ | 午後Ⅱ論文を2回添削するツーウェイ添削が王道。午前Ⅰ免除コースはWeb 4.5万円〜 | 詳細 |
| アイテック(iTEC) | ¥56,650 | 通信教育+eラーニング+公開模試 | 2026/4〜2027/3 視聴 | ★★★★☆ | 出版社系の教材力。書籍4点+模試+動画解説+質問対応。早割適用価格 | 詳細 |
| 産業能率大学(SANNO) | ¥50,600 | テキスト+テスト3回+論文添削2回 | 標準5ヶ月(在籍10ヶ月) | ★★★★☆ | 法人申込のみ。TAC提携教材。会社の研修費を使えるなら有力 | 詳細 |
※価格・受講期間は変動します。最新情報は各スクール公式サイトでご確認ください。本表のリンクはアフィリエイト広告(A8.net)を含みます。
3 講座とも午後Ⅱ(論文)の添削を含む点が共通します。PM 試験は論文の出来が合否を分けるため、「論文添削が何回あるか」が通信講座を選ぶ最大の判断軸になります。以下、各講座を詳しく見ていきます。
TAC|論文ツーウェイ添削が手厚い王道
大手予備校 TAC は、情報処理技術者試験の各高度区分に対応しており、PM では「本科生」「本科生プラス」「本科生(午前Ⅰ試験免除)」の 3 コースを Web 通信・DVD 通信で提供しています。
| コース | Web 通信(税込) | DVD 通信(税込) |
|---|---|---|
| 本科生 | 58,000 円 | 65,000 円 |
| 本科生プラス | 68,000 円 | 75,000 円 |
| 本科生(午前Ⅰ免除) | 45,000 円 | 51,000 円 |
※別途、入会金 10,000 円が必要(会員は不要)。価格は最新開講期の目安です。
TAC 最大の特徴は、午後Ⅱの論文対策に「ツーウェイ添削」を採用している点です。同じ設問を 2 回提出して添削を受けられるため、1 回目で構成の弱点を指摘してもらい、2 回目で改善した答案を仕上げる——という反復学習ができます。論文は「書いて・添削されて・直す」のループ回数が合格率に直結するため、独学では得にくい第三者フィードバックを確保できるのは大きな利点です。
アイテック(iTEC)|出版社系の教材力とコストパフォーマンス
アイテック(iTEC)は、情報処理試験の定番参考書を多数出版している事業者で、その教材ノウハウをそのまま通信教育に落とし込んでいるのが強みです。中心となる「2026 プロジェクトマネージャ スタンダードコース」は、税込 56,650 円(早割適用・通常 62,150 円)で、受講期間は 2026 年 4 月〜2027 年 3 月です。
このスタンダードコースには、次の教材が含まれます。
- 書籍 4 点(科目 A 試験対策書/専門知識+午後問題の重点対策/合格論文の書き方・事例集/総仕上げ問題集)
- e ラーニング教材・動画解説
- 全国統一公開模試(自宅受験)
- 質問対応サービス
書籍・模試・動画・質問対応がワンパッケージで 6 万円前後に収まるため、**「市販の参考書を個別に買い揃えるより安く、教材の整合性も取れている」**のがコスパ面の魅力です。さらにアイテックは、単科で以下のサービスも提供しているため、必要な部分だけを足し算する使い方もできます。
| サービス | 形態 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 科目 A-1 免除コース | 通信教育 | 58,850 円 |
| 合格ゼミ 科目 B 対策講座 | セミナー | 92,400 円〜 |
| 全国統一公開模試 | 模擬試験 | 11,000 円 |
| 宿題メール | e ラーニング | 3,300 円 |
産業能率大学(SANNO)|法人研修で受けるなら
産業能率大学 総合研究所(SANNO)は、企業研修に強い通信研修の老舗で、「プロジェクトマネージャ試験対策」コースを提供しています。受講料は税込 50,600 円、標準学習期間 5 か月・在籍期間 10 か月で、テスト 3 回・論文添削 2 回が含まれます。
ただし、このコースは 法人(企業・組織を通じた受講)が対象で、教材は TAC 株式会社から送付される TAC との提携コースです。つまり中身は TAC の PM カリキュラムに準じます。勤務先の研修費・自己啓発支援制度を使って受講できる場合は有力ですが、個人でクレジットカード決済して始めたい方は、TAC かアイテックの個人向けコースを選ぶことになります。
なお LEC 東京リーガルマインドも PM 試験対策を扱っていますが、こちらは 講師派遣・オンライン研修などの法人向けメニューが中心で、個人がオンラインで申し込む通信講座とは性質が異なります。
大原・アガルートが PM を扱わない理由(正直な整理)
「資格予備校=あらゆる資格を網羅している」というイメージから、大原やアガルートにも PM 講座があると思われがちですが、実際は異なります。
- 資格の大原:IT 系は基本情報・応用情報・情報処理安全確保支援士・情報セキュリティマネジメントまでが守備範囲で、高度区分のプロジェクトマネージャは非対応。論文系の高度試験は受講者数が限られ、添削体制のコストに見合いにくいことが背景と考えられます。
- アガルート:法律系・公務員系に強いオンライン予備校で、IT 分野では G 検定・データサイエンティスト検定・Python・統計などが中心。情報処理技術者試験の高度区分(PM 含む)の講座は提供していません。
このように、PM 試験は「論文添削を回せる専門事業者」しか参入しづらい領域です。だからこそ、論文に強い TAC と、教材に強いアイテック(iTEC)の 2 強構造になっている、というのが結論です。
通信講座 vs 独学|どちらを選ぶべきか
PM 試験は受験資格がなく、参考書だけの完全独学でも合格は可能です。実際に「参考書ランキング 2026」で紹介したコア 3 冊+過去問だけで合格する人もいます。一方で、午後Ⅱ論文の第三者添削は独学で最も得にくい要素であり、ここを補うために通信講座を使うのが合理的な判断です。
独学(参考書+過去問)が向く人
- 自学自習で資格を取った経験がある
- 費用を 2〜3 万円に抑えたい
- 文章を書き慣れていて論文に苦手意識がない
- 学習スケジュールを自分で管理できる
- 実務で提案書・報告書を日常的に書いている
通信講座(添削付き)が向く人
- 論文を書いても自分では良し悪しを判断できない
- 添削で具体的な弱点指摘を受けたい
- 短期間で確実に合格ラインへ持ち込みたい
- ペースメーカーとなる外部の仕組みが欲しい
- 午前Ⅰ免除を活かして効率よく進めたい
社会人の現実解としては、**「市販のコア参考書で午前・午後Ⅰを独学+通信講座の論文添削で午後Ⅱを補強」**というハイブリッドが、費用と合格確度のバランスに優れます。アイテックのスタンダードコースは教材一式が揃うため独学派の土台に向き、論文の反復添削を重視するなら TAC のツーウェイ添削が刺さります。
失敗しない通信講座選びチェックリスト
申込前に必ず確認すべき項目を整理しました。**特に「論文添削の回数」と「対象試験期(CBT 移行対応)」**は合否と無駄打ち防止に直結するため、最優先で確認してください。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 論文添削の回数 | 午後Ⅱ論文を何回提出・添削できるか(多いほど有利) |
| 対象試験期 | 自分が受ける試験期(CBT 移行後の前期/後期)に対応した最新版か |
| 視聴・在籍期間 | 繁忙期を見込んでも学習しきれる期間があるか |
| 公開模試の有無 | 本番形式(午前Ⅰ〜午後Ⅱ)の模試が含まれるか |
| 午前Ⅰ免除の活用 | 応用情報・高度試験合格者向けの免除コースがあるか |
| 質問サポート | メール・フォーラム等で疑問を解消できるか |
| 個人/法人の別 | 個人決済で申し込めるか(SANNO は法人のみ) |
まとめ|通信講座は「論文添削」で選ぶ
情報処理 PM 試験の通信講座を選ぶ本質は、**「ブランド名」ではなく「午後Ⅱ論文の添削をどれだけ回せるか」**にあります。調査時点で個人がオンラインで申し込めるのは TAC とアイテック(iTEC)の 2 社で、論文の反復添削を重視するなら TAC のツーウェイ添削(本科生 Web 5.8 万円〜)、教材一式とコスパを重視するなら **アイテックのスタンダードコース(約 5.7 万円)**が有力です。会社の研修費を使えるなら **産業能率大学(SANNO)の通信研修(約 5.0 万円・法人のみ)**も選択肢になります。
大原・アガルートで PM 講座を探していた方は、上記の事業者に視点を切り替えるのが結局のところ最短ルートです。完全独学でも合格は可能ですが、午後Ⅱ論文の第三者添削が必要だと感じたら、通信講座の費用 5〜7 万円は十分にペイする投資レンジに収まります。
注釈:
- 本記事の各社情報は執筆時点(2026 年 5 月)の公式サイト情報をもとにしています
- 価格・カリキュラム・受講期間・開講期は変動します。申込前に必ず各社公式サイトで最新の条件を確認してください
- 「大原・アガルートが PM 講座を提供していない」旨は調査時点の各社公開ラインナップに基づく記載で、将来的に開講される可能性があります
- 本記事は各社からの広告掲載費を受けていない独立比較記事ですが、アフィリエイトリンク(A8.net・Amazon アソシエイト等)を含む場合があります