PMP 試験対策

PMP® 受験申込手順 完全ガイド|PMI 公式サイト英語入力を 8 ステップで突破

PMP® 受験申込の全工程(PMI アカウント作成 → 経歴入力 → 申請送信 → 監査対応 → 受験予約)を 2026 年最新版でステップ別に解説。英語フォームの入力ポイント、Project Description の書き方例、監査時に必要な書類一覧、つまずきやすい落とし穴まで網羅。

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「PMP® を受けたいけど、PMI の英語フォームで何をどう書けばいいのか分からず申込みで止まっている」——本記事は、まさにそんな読者のために書きました。結論から言うと、PMP® の受験申込は PMI 公式サイトの英語フォーム 1 本 で完結し、画面構成は固定された 8 ステップで進みます。Project Description(プロジェクト概要)の書き方さえ押さえれば、最短で 1 日、丁寧に書いても 1〜2 週間 で申請まで到達できます。

本記事では、2026 年 5 月時点の最新 PMI サイト構成 をベースに、アカウント作成から監査対応、受験予約までを 8 ステップで解説します。受験資格の詳細は PMP® 受験資格・申込方法・受験料|2026 年最新版、試験全体像は柱記事 PMP® 試験完全ガイド を併せてご覧ください。

申込全体の流れ|8 ステップで完結

PMP® の受験申込は、PMI 公式サイト(pmi.org)上で完結する英語ベースのオンライン手続きです。書類郵送が必須なのは監査に当たった場合のみで、通常は すべてブラウザ上で進められます。全体像は次のとおりです。

ステップ内容想定所要時間
PMI アカウント作成(無料)10 分
(任意)PMI 会員加入5 分
PMP 申請フォームを開始5 分
学歴・35 時間研修・実務経験の入力2〜10 時間
申請内容の最終確認・送信30 分
PMI 審査(5〜10 営業日)待機
監査に当たった場合のみ書類提出(90 日以内)1〜2 週間
受験料支払い → Pearson VUE で日程予約30 分

ステップ① PMI アカウント作成|まずは無料登録

PMI 公式サイト(pmi.org)の右上「Log In」ボタンから「Create an Account」を選び、メールアドレス・氏名・国・パスワードを入力するだけでアカウントが作成できます。所要 10 分以内です。

入力時の注意点は次のとおりです。

項目注意点
First / Last Nameパスポートと完全一致 させる(試験当日の本人確認で照合)
CountryJapan を選択
Email仕事用ではなく 長期間使えるアドレス(合格後の更新通知も届く)
Password8 文字以上・記号必須。パスワードマネージャに保存推奨

ステップ② PMI 会員加入(任意・受験料が大幅に下がる)

PMI 会員になると、年会費 約 $159(個人会員) がかかる代わりに、PMP 受験料が $555 → $405 に $150 安く なり、その他 PMBOK® Guide のデジタル版が無料ダウンロードできるなどの特典があります。会員加入の方が常にお得 なので、申請前に登録しておくのが定石です。

項目非会員会員差額
受験料$555$405-$150
年会費$0$159+$159
初年度合計$555$564+$9
再受験料$375$275-$100
PMBOK® デジタル版別途購入無料-$50 程度

初回受験で 1 発合格しても会員加入の方が 約 $40〜50 お得 になります(PMBOK ダウンロード分を含む)。初年度は必ず会員加入してから申請 するのを強く推奨します。

ステップ③ PMP 申請フォームを開始

アカウント作成後、PMI ダッシュボードの「Certifications」→「PMP」→「Apply Now」から申請フォームに進みます。一度開始すると 90 日以内に送信 する必要があります(PMI 公式ハンドブック準拠)。途中保存可能なので、焦らず数日かけて記入できます。

申請フォームは大きく分けて 3 つのセクション で構成されます。

  1. Contact Information(連絡先・パスポート表記)
  2. Education(学歴・35 時間研修の受講記録)
  3. Experience(プロジェクト経験:複数件)

各セクションは独立して保存できるため、まず Contact と Education を埋めて、Experience に時間をかけるのが王道です。

ステップ④ Education と Experience の入力|ここが最大の山場

学歴セクション|卒業証明書の英訳は不要

学歴欄では、最終学歴 1 件のみ を入力します(複数学位がある場合は最高位 1 件で OK)。

入力項目入力内容
Highest Level of EducationBachelor’s Degree(4 年制大卒の場合)等
Institution Name大学名の英語表記(例:The University of Tokyo)
Field of Study学部・専攻の英語表記(例:Engineering)
Year Graduated卒業年(西暦)

卒業証明書の英訳は申請段階では不要 です。監査に当たった場合のみ、卒業証明書原本(または英訳)の写真/スキャンを提出します。大学名の英語表記は各大学公式サイトの英語ページで確認できます。

35 時間研修セクション|修了証の発行元と日付を入力

PMI® 認定 ATP(Authorized Training Partner)または同等の 35 時間プロジェクトマネジメント研修 の修了情報を入力します。

入力項目入力内容
Course Title講座の正式名称(例:PMP® Exam Preparation Course)
Provider提供事業者名(例:E-PROJECT、TAC 等)
Course Date修了日(西暦・月)
Contact Hours35(最低 35 時間が必須)

提供事業者は柱記事 PMP® オンライン講座 比較 2026 で 7 社を比較解説しています。修了証は監査時に必須 なので、PDF をクラウドストレージに保管しておきましょう。

Experience セクション|全申請の 8 割の時間がここに集中

実務経験セクションが申請の本丸です。学歴に応じた経験月数(高卒:60 ヶ月、大卒:36 ヶ月、PMI-GAC 認定校卒:24 ヶ月)を 過去 8 年以内 の複数プロジェクトで埋めます。

プロジェクト 1 件あたりに入力する項目は次のとおりです。

入力項目入力内容
Project Titleプロジェクト名(社内名でも可・英語)
Organization所属組織(会社名・部署名)
Job Title当時の役職(例:Project Manager)
Start Date / End Date開始日・終了日(YYYY/MM)
Hours Spent on Project ManagementPM 業務に費やした時間数
Project Descriptionプロジェクト概要(最大 500 字程度・英語)

Project Description の書き方|PMI が見ているのは「PM 業務の実態」

Project Description は 「あなたが本当に PM 業務を担っていたか」 を PMI が判断する最重要項目です。テンプレートとしては次の 5 要素を 500 字以内に詰め込みます。

  1. Project Objective(プロジェクトの目的・1〜2 文)
  2. Your Role(自分の役割・PM として何をリードしたか)
  3. Key Deliverables(主要成果物)
  4. Outcome(成果・KPI 達成等)
  5. PM Knowledge Areas(活用した PM 知識領域)
Project Description 記載例(英語)

Project Objective: Implemented a new CRM system to consolidate customer data across 3 business units.

My Role: Led a cross-functional team of 12 members (developers, BAs, QA) as the project manager. Coordinated with stakeholders, managed scope, schedule, and budget of $1.2M.

Key Deliverables: Requirements specification, system design, integration testing plan, training materials for 200+ end users.

Outcome: Delivered on time and 5% under budget. Customer service response time improved by 30%.

PM Knowledge Areas: Initiating, Planning, Executing, Monitoring & Controlling, Closing — with emphasis on stakeholder management and risk management.

プロジェクト日付の重複は禁止

異なるプロジェクト間で期間が重複していると申請が却下 される場合があります。同時に複数プロジェクトを掛け持ちしていた場合は、各プロジェクトに割り当てた PM 時間を厳密に区分 して入力してください。たとえば 2024-01〜06 に A・B 両方を担当していたなら、A は週 20 時間、B は週 15 時間と時間を分けて算出します。

Project Description で PMI が好む書き方

  • PM 業務の 5 プロセス(立上げ/計画/実行/監視/終結)が明示されている
  • 数値(予算・期間・チーム人数・KPI)で実績を裏付けている
  • Led / Managed / Coordinated 等の能動的な動詞で書かれている
  • ステークホルダー管理・リスク管理など PMI 用語が使われている
  • 1 プロジェクト 500 字以内に簡潔にまとめられている

Project Description で却下されやすい書き方

  • コードを書いた・テストをした等の技術作業中心の説明
  • I think / I tried 等の主観的・曖昧な動詞表現
  • プロジェクトの背景説明が長く、PM 業務の記載が薄い
  • 他プロジェクトと期間が重複し時間配分が不明確
  • Project Description が 100 字以下の極端に簡素な記述

ステップ⑤ 申請内容の最終確認・送信

すべてのセクションを記入したら、PMI ダッシュボードの「Review and Submit」画面で全体を見直します。送信後は内容を編集できない ため、特に以下 4 点は念入りに確認してください。

チェック項目確認ポイント
氏名のスペルパスポートと完全一致しているか
プロジェクト合計月数学歴別の最低月数(24/36/60)を満たしているか
プロジェクト期間の重複異なる案件で同月が重複していないか
35 時間研修の修了日申請日より前か(未修了の研修は不可)

送信完了画面で Application ID(10 桁前後の英数字) が発行されます。これ以降の問合せには必ずこの ID が必要なので、スクリーンショットを保存してください。

ステップ⑥ PMI 審査と監査対応

申請送信から 5〜10 営業日 で PMI が初期審査を行い、登録メールに結果が届きます。結果は次の 3 パターンです。

結果対応
Approved(承認)ステップ⑦の支払いへ進む
Selected for Audit(監査対象)90 日以内に書類を提出
Returned(差戻し)不備を修正して再送信

監査に当たった場合の対応|慌てずに 90 日で揃える

PMI の公開情報によれば、全申請の約 5〜10% がランダムに監査 に選ばれます。「監査=不合格」ではなく、単なるランダムサンプリング検証なので、書類を期限内に揃えれば問題ありません。

監査時に必要な書類は次の 3 種類です。

書類取得方法
卒業証明書(コピー)大学の証明書発行窓口 / オンライン申請
35 時間研修の修了証研修提供事業者から PDF で発行
経験検証書(Experience Verification Form)各プロジェクトの上司・同僚から署名取得

経験検証書は PMI のテンプレートに従い、プロジェクトごとに 1 通ずつ、上司または同等以上の役職者の署名 が必要です。封をした状態(封緘)でまとめて 1 つの封筒に入れ、PMI ペンシルベニア州本部へ国際郵便で送付 します(FAX・メール不可)。

ステップ⑦ 受験料支払い

承認(または監査合格)後、PMI ダッシュボードに「Pay Exam Fee」ボタンが表示されます。クレジットカードで支払うと 即座に Eligibility ID(受験資格 ID) が発行され、メールでも通知されます。

受験料区分金額(執筆時点)
PMI 会員$405
PMI 非会員$555
再受験(会員)$275
再受験(非会員)$375

支払いから 1 年間が受験有効期間 で、この期間内に 最大 3 回まで受験可能 です。会員加入で年会費 $159 を払っても、再受験の差額($100×2 回 = $200)でペイするため、1 回で受からない可能性を見越して会員加入する のが PMI 公認 ATP 講師の多くが推奨する戦略です。

ステップ⑧ Pearson VUE で受験予約

Eligibility ID を受け取ったら、Pearson VUE(PMI 公認テストプロバイダ)の予約サイトで日程を確保します。受験形式は次の 2 つから選べます。

受験形式特徴推奨される人
テストセンター受験全国主要都市の Pearson VUE 会場集中環境を確保したい、トラブル時に対応してほしい
オンライン受験(OnVUE)自宅 PC + Web カメラで監督移動時間を減らしたい、地方在住

オンライン受験は 環境チェックが厳格(机に物がない・第三者の侵入なし等)で、事前ルームスキャン が必要です。日本国内でテストセンターは東京・大阪・名古屋・福岡など主要都市にあるため、初回受験は テストセンター受験を推奨 します。

つまずきポイント Top 5|申請でやり直しになる典型例

これまでの解説で押さえた要点を、実際の差戻し / 監査落ちの頻発パターン として再整理しました。

#落とし穴対処法
1氏名がパスポートと不一致申請前にパスポートを並べて記入
2プロジェクト期間が重複各案件の時間配分を分けて記載
3Project Description が短すぎる5 要素テンプレで 300〜500 字書く
435 時間研修の修了日が未来日申請前に必ず修了しておく
5監査の経験検証書が期限切れ申請前に署名者候補を確保

申請から受験まで|推奨タイムライン

最後に、働きながら受験するビジネスパーソン の標準的なタイムラインを示します。

アクションマイルストーン
W-1235 時間研修開始修了証取得まで 4〜8 週
W-10PMI アカウント作成 / 会員加入アカウント有効化
W-8申請フォーム入力開始Education / Experience 入力
W-6Project Description 推敲同僚レビューを依頼
W-5申請送信Application ID 取得
W-3〜4PMI 審査・監査対応Approved 通知
W-2受験料支払い・予約Eligibility ID で日程確保
W-0受験合格

学習計画の詳細は PMP® の学習計画|働きながら 6 ヶ月で合格するロードマップ で、模試・直前対策の流れを 6 ヶ月単位で解説しています。

まとめ|申請は「書き方」より「順番」で決まる

PMP® 受験申込で多くの方が躓くのは、英語が難しいから ではなく どの順番で何を準備するかが見えていない ためです。本記事の 8 ステップに沿って進めれば、最短 4〜6 週間で受験予約まで到達できます。要点を再度まとめると次の 3 点です。

  1. 会員加入は申請前 に済ませると初年度から得をする
  2. Project Description は 5 要素テンプレで 300〜500 字 が PMI 推奨
  3. 監査対応の書類(卒業証明・35 時間修了証・経験検証書)を 申請前から手元に揃える

特に Project Description は申請の合否を分ける最重要項目です。守秘義務に配慮しながら PM としての責任範囲を明示する書き方を、本記事の記載例を参考に作成してください。


注釈:

  • PMP®、PMI®、PMBOK® は Project Management Institute, Inc. の登録商標です
  • 本記事の各種金額・スケジュールは執筆時点(2026 年 5 月)の PMI 公式サイト情報をもとにしています
  • 受験料・申請手順は PMI の方針変更により予告なく変更されることがあります。申請前に必ず PMI 公式サイトで最新情報を確認してください
  • 本記事は PMI 公式とは関係のない第三者解説で、Amazon アソシエイト等のアフィリエイトリンクを含む場合があります

出典・参考情報